クラムボン ― 2017/09/13 21:44
昼休みに、観測所のとなりの公園を散歩していて、
やまなしの実が小川をゆっくりと流れてゆくのを見た。蟹の兄弟を見かけなかったが、わたしの影をカワセミと勘違いして隠れていたのかもしれない。
やまなしの実には、アメンボが乗っていた! やまなしの実が小川を漂っているだけでも賢治ワールドなのに、これには、「おおっ!」と思わず声をあげた。謎の言葉クラムボンがアメンボであるという説を知っていたからだ。
アメンボは、ときどき水面に脚を出して、きれいな同心円状のさざなみを描いていた。かぷかぷという声は聞こえなかたっが、跳ねてわらっていたような気がしないでもない。
最近の国語教育では、クラムボンの意味を解釈してはいけないというのが主流らしい。しかし、これを見たからには、アメンボ説を断固指示である。意味を解釈してはいけないと言ってしまうほうが、頭の中だけで世界を完結させる、自然に触れていない机上の空論かもしれない。
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