アニメーション『算法少女』2016/12/25 01:42

『算法少女』
渋谷でプレミア上映中の『算法少女』(遠藤寛子原作、外村史郎監督)を観てきた。

18世紀の同名の和算書をもとにした遠藤寛子さんの原作は、ちくま文庫になっているが、我が家には、古い岩崎書店版もあって、映画公開を『数学セミナー』の編集者さんから聞いて、あの作品の映像化なら行かなくてはと、和算好きとして観にいった。すると、キーヴィジュアルに折鶴が使われていて、折り紙者としてびっくりすることになったのであった。(パンフレットの写真参照)

映画には登場しないが、原作に登場する鈴木彦助(のちの会田安明)の弟子の渡辺一が、折鶴を数学の問題として扱った最初のひとと考えられ、その問題が円周率(円積率)の問題に関係している可能性も高いなど、和算と折鶴は無縁ではないのだが、映画の折鶴は、どうやら、監督の外村さんの直感的な演出によるものらしい。

なお、このプレミア上映は、メールか電話で事前に申し込むかたちになっていたのだが、メールで申し込んだところ、プロデューサの三村渉氏から、同姓同名のアニメーション脚本家の前川淳(あつし)氏と勘違いされた返事があり、「いやいや違います」という話になったのであった。

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