日記のような2015/09/15 22:55

9月4日
朝、出がけに玄関口で蝉が仰向けになっていたので、指差して「セミファイナル」と妻に告げた。前から、蝉の亡骸を見たときに言ってみようと思っていた。しかし、夕方に帰宅すると、「今朝の、セミファイナルじゃなかったよ。飛んでいった」と、妻が言った。

9月10日
「台風一過だ。やれやれ」とならない台風はすくなくないけれど、台風17、18号に関しては、想像を超えていた。台風通過後も長い間とどまった「線状降水帯」に、自己組織化現象の不思議さを見たね、という話を、後日N氏とした。

9月12日
明けがたの地震は、調布市震度5弱ということだったが、そこまで強い揺れは感じなかった。地震の情報を記録している「揺れる日本列島」というページを見ると、調布市の地震計は西つつじヶ丘にあるようで、東京のほかの地点より震度が大きくなる傾向がある。調布市の中でも揺れやすい場所なのじゃないか。

9月12日
国会前にちょくちょく行っている知人によると、国会前庭公園の歩道の一部がいつ行っても下水道工事中だという。いやがらせ?

9月13日
NHK Eテレ『日曜美術館』の『アートシーン』で、野辺山観測所が関係した、志賀高原ロマン美術館の『宇宙をみる眼 - アートと天文学のコラボレーション』が取り上げられるというので、視ていたら、猪苗代町の「はじまりの美術館」『のけものアニマル』という展示の紹介で、渡邊義紘さんによる、枯葉を使った動物造形「折り葉」なるものがあることを知った。葉っぱの軸が動物の尾になっているのが面白い。

9月14日
阿蘇山噴火。
国家の安全を脅かす敵国に対する国防策は現に政府当局の間で熱心に研究されているであろうが、ほとんど同じように一国の運命に影響する可能性の豊富な大天災に対する国防策は政府のどこでだれが研究しいかなる施設を準備しているかはなはだ心もとないありさまである。
(寺田寅彦『天災と国防』1934)

同年同時期の陸軍省の『国防の本義と其強化の提唱』への皮肉も含んでいるのだろうが、80年後も変わっていない感じがなんとも言えない。国際連盟脱退が1933年で、だいぶきな臭いけれど、寅彦は1935年に亡くなったので、日中戦争(1937-)とか、国民精神総動員(1937-)、国家総動員法(1938)を知らずにすんだのだな。

9月14日
『ドクター・ハルの折り紙数学教室』(トーマス・ハル著 羽鳥公士郎訳)を恵贈いただいた。初見は12日で、目次で自分に関係のあるところをまず探した。原著をパラ見したことはあるけれど、これはいい本だ。

9月15日
晋太郎でしか勝てないタイガースである。12日のビデオ判定のカープ田中内野手の3塁打が、再検証でホームランだったと審判が認めたので、最低でも1ゲーム差つけないと申し訳ない。92年の八木の幻のホームランを思い出した。最終的には、T S Cの順でそれぞれ1ゲーム差がいいな。

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