ORI など2014/04/14 22:08

マイナス9度
今朝も、野辺山観測所の地上1.5m気温がマイナス9度ぐらいまで気温が下がっていた。「下界」と違いすぎて笑ってしまった。

ORI
折紙者として、「折」や、よく似た「祈」という文字をみるとはっとする。『祈りの造形』などである。しかし、「Ori」はそうでもない。オリオン座の略符としてよく見るからだろうか。ただ、昨今の剽窃捏造騒動の関連で、米国研究公正局(Office of Research Integrity:科学における改竄・捏造・剽窃を監視する機関)もORIであることを知ったときは、ちょっと「おっ」と思った。「折目正しい」という言葉も連想した。

『折り紙の科学』第3号
編集作業に関わった、日本折紙学会の『折り紙の科学』の第3号が刊行された。某氏いわく「どっかよりちゃんと査読している」。『数学セミナー』4月号掲載の西村保三さんの『折り紙で5次方程式を解く』には、この第3号に載った、同じく西村さんの『2重折り紙による2の5乗根の作図』が、審査中として、参考文献にあがっていた。

会議
週末も含めて会議に継ぐ会議という毎日になっている。会議にちゃんと参加していることを自ら確認するためにも、「気のきいたことを言おう」という欲求が生じることがあるが、なんというか、いろいろな意味で間違った方向に向いた感情であるような気がする。

決定不能
31歳で行方不明となった、伝説の天才物理学者エットーレ・マヨラナの伝記『マヨラナ-消えた物理学者を追う』(ジョアオ・マゲイジョ著 塩原通緒訳)を読んだ。マヨラナの甥で同名の物理学者の次の言葉が印象に残った。
人はどうして決定することのできないものを、そのありのままに受け入れないんでしょうね? 数学ではそうしているのに。