近似的ピタゴラス三角形など2013/07/07 22:04

近似的ピタゴラス三角形
近似的ピタゴラス三角形
折り紙でよく見る22.5度67.5度直角の三角形は、二番目のピタゴラス三角形(辺の長さが整数比になる直角三角形のひとつ。5:12:13)にかなりの精度で近似しているということを、同人誌の投稿図を描いていて再認識した。

チェス・フォー・スリー
Chess for Three
1ヶ月ぐらい前に「三人将棋」のことを書いたけれど、この写真は、以前(震災前)神戸の異人館で見た、三人チェスである。

リスの夏と冬
夏毛のニホンリス
これと同じ個体(のはず)なのだが、冬毛と夏毛でだいぶ違う。脚が茶色いのところとか、耳がつんつんしていないところとか。

光線兵器
ヒョウモンチョウの触角
ヒョウモンチョウの一種を撮った写真を拡大したところ、触角の尖端が、SF映画の古典・『宇宙戦争』(1953 ジョージ・パル監督)にでてくる円盤の光線兵器にそっくりだった。昆虫の触角は嗅覚器官のはずだが、視覚器官ぽい。あるいは怪光線を出しそうである。『宇宙戦争』('53)の円盤は、チョウチンアンコウとエイを融合したようなかたちで、エルゴノミクスデザイン草創期とも(たぶん)重なっている、秀逸な造形である。
ちなみに、ウェルズの原作では、火星人の侵略兵器は三脚マシンである。兵器が原作と映画で異なることは、小説『宙の地図』で、SFファンに「そうきたか」と思わせるネタとして使われていた。

野辺山の年表
野辺山
突然だけれど、野辺山(長野県南佐久郡南牧村)の年表をつくってみた。
1686年:佐久甲州街道の行き倒れが多かったため、幕府が三軒の家を建てた。それまでは、一軒の人家もなかった。
1875年:エドムント・ナウマンが、平沢峠の眺望から中央地溝帯(フォッサマグナ)の着想を得た。
1884年:千曲川に沿って敗走した秩父困民党が、最終的に野辺山で壊滅した。
1911年:島崎藤村が『千曲川のスケッチ』に、野辺山の馬市について記した。野辺山は軍馬の生産で知られていた。
1928年:「わが行くや見る限りなるすすき野の霜に枯れ伏し真白き野辺を」(若山牧水が11月の野辺山でつくった歌のひとつ)
1935年:小海線が全通し、野辺山駅(最高標高駅)が開業した。
1936年:「行き暮れてなんとここらの水のうまさは」(種田山頭火が「甲信国境」で詠んだという句)
1945年:ドイツ・メッサーシュミット Me163の技術供与による海軍の秘密兵器・秋水(ロケット戦闘機)搭乗員のため、飛行予科練習生のグライダー訓練が行われた。
1969年:太陽電波干渉計が運用を開始した。
1982年:宇宙電波観測所が開所した。

「計算折紙のかたち」展2013/07/20 21:06

「計算折紙のかたち」展
今日から、9月23日まで、東京大学・駒場博物館で、「計算折紙(コンピューテーショナル オリガミ)のかたち」展が開催中。わたしの折った「悪魔」も、「設計的折り紙」の例として展示されている。

この特別展もきっかけなのだろう、今日のNHK7時のニュースでも、折り紙と工学との関わりが紹介されていた。