貝のかたち など2013/01/16 21:34

1月某日 富士山のゆるキャラにおける口
立川駅で、富士山のゆるキャラに遭遇した。山梨国民文化祭のためのマスコットで、「カルチャくん」というらしい。国民文化祭というのは、国民体育大会の文化祭版だそうだ。富士山をキャラクター化する場合、口を宝永火口とすると、正面は静岡側になるな、ということを考えた。
カルチャくん

1月某日 「原始から原子へ」
『オオカミの護符』(小倉美惠子著)というノンフィクションを読んだ。1960年代、いまや郊外住宅地となっている川崎市麻生区の農家に生まれた著者が、自宅の土蔵に貼られていた黒い獣の描かれた護符に興味を持ったことから始まる、民俗学的な旅の話である。川崎市や横浜市の西部は、東急田園都市線が開通(溝口・長津田開通1966年)し、宅地開発が始まるまでは、おもに農地と山林だった土地だ。開通当時、世田谷区南部に住んでいたわたしは、東急電鉄がルートをつくった「原始から原子へ」と題された、ハイキングコースを歩いた思い出がある。駅前になにもない「たまプラーザ駅」が最寄りの駅だった。「原始」は、たぶん宮前区神木本町の東高根遺跡、「原子」は、麻生区王禅寺の日立製作所と武蔵工業大学(いまの東京都市大学)の実験原子炉である。詳しい記憶はあまりないが、それから数年後、少年は「(公害をなくすために)原子力技術者になる」という、当時の広報にそのまま乗せられた「将来の夢」を描くのであった。

1月某日 箸袋のへび
正月気分がまだある先週、箸袋でへびを折るのがくせになっていた。細い帯状の部分を舌にするところがミソである。
箸袋のへび

1月某日 貝のかたち
カワラガイやリュウキュウアオイガイを見ると明らかなように、二枚貝にも巻貝的な構造があるが、これは、数式処理ソフトウェアを使ってCGを描いてみるとよくわかる。これが面白くてはまってしまった。下の式で、パラメタA, B, C, D,Eをさまざまに変えると、二枚貝(1枚分)や巻貝を、かなりそれっぽく描くことができる。

(x, y, z) =A^θ((B+sinφ)cosθ, -(B+sinφ)sinθ, Ccosφ+Dφ+E)
 [θ=0...2nπ, φ=0...πまたはφ=0...2π]
二枚貝は巻貝である

同種のものとして、以下のかたちも面白い。
(x, y, z)=1.2^θ(sinφcosθ, sinφcosθ, cosφ)
 [θ=0...2nπ, φ=-π...π]
二重貝殻
 両面タカラガイというようなかたちである。「経線」方向は円という安定的なかたちなので、紙テープで造形できるのではないかとすこし試したが、あまりきれいにはできなかった。