謹賀新年 ― 2013/01/03 11:03
うっすら積もった雪の上に鳥のあしあとがくっきりついていた。ハトだと思う。
復旧した直後の笹子トンネルを通った。30日と31日に玉突き追突があったが、あれは、運転者がトンネル内で天井を見上げるためなどだと思う。
片桐はいりさんの家ではない。
富士山の近くに沈む「初夕日」が美しかった。
「ちょろぎ」は、関東ではおせち料理の一品だが、関西では一般的ではないらしい。シソ科の植物の塊茎で、モスラのような独特なかたちが面白い。ちょろぎという名前は「名は体を表す」というか、いかにも「ちょろぎっ」というかたちである。ねじ芋などとも呼ばれるらしいが、ねじ状ではなく、周期の異なる正弦波を重ねた曲線をもとにした回転体に近い。数式で3Dプロットしてみた。
巡航と弾道 ― 2013/01/03 11:36
ドイツ軍のミサイル兵器「V1」による攻撃を、21世紀からの時間旅行者が観察するシーンがあるのだが、ちょっとひっかかった。
飛行機じゃなくて、無人ロケットなのよ、とメアリは心の中でいった。到着が遅れたせいでV1以前の日常を観察できないんじゃないかという心配は杞憂だった- 彼らはいまだに"V1以前"を生きている。
時間旅行者・メアリの言は間違っている。V1はロケットエンジンではなく、パルスジェットエンジンである。ロケットエンジンを積んでいたのはV2だ。また、V1は巡航ミサイルであり、V2は弾道ミサイルである。巡航ミサイルというのは、つまり、翼による揚力を持って「飛ぶ」ものなので、物語中の「時代人」の考える「飛行機」という認識は間違いではない。じっさいV1は航空機のかたちをしている。
この違いが気になったのは、じつは、つい最近調べた折り紙のことにすこし関係している。『折紙探偵団』(2月末刊行137号)に、このブログでも触れた、紙飛行機の元祖・「紙の矢」について書いたのだが、これを調べる過程で、「紙の矢」には、翼の揚力を使って飛ぶものと、そうではない投げるものがありそうだということに気づいたのである。
貝のかたち など ― 2013/01/16 21:34
立川駅で、富士山のゆるキャラに遭遇した。山梨国民文化祭のためのマスコットで、「カルチャくん」というらしい。国民文化祭というのは、国民体育大会の文化祭版だそうだ。富士山をキャラクター化する場合、口を宝永火口とすると、正面は静岡側になるな、ということを考えた。
正月気分がまだある先週、箸袋でへびを折るのがくせになっていた。細い帯状の部分を舌にするところがミソである。
最近のコメント