五芒星モデル2012/08/07 00:52

五芒星モデル
先々週、「大十二面体」を基本にした立体モデルを考えていた。大十二面体というのは、十二面の正五角形が互いに交差した立体である。

この立体のモデルを外観だけでつくると、面が交差しているという特徴が見えにくく、面を凹ませた正二十面体にしか見えなくなる。そこで、立体の一部を切り取ったかたちを考えた。

写真に示したものが作例で、どれも特殊な用紙形を用い、糊も使っているが、面白いモデルができた。一番のお気に入りは、10個のパーツを貼り合わせた、内部に正十二面体が見えるもの(写真上の左下)である。

これらをつくっている過程でできた、立体的な五芒星(写真下と図)も収穫だった。単純といえば単純で、誰かが既に思いついていそうだが、じっさいに組んでみると、黄金比の調和がとてもここちよく、すこし厚めの紙でつくると、想像よりもずっと安定する。片面が平面なので、壁に貼るのにも適している。