テトラシリーズ2011/09/19 10:18

テトラシリーズ
昨日一昨日は、ひさしぶりに、ぼんやりと、読書して散歩して自由に折り紙を考えた。

写真は、そんな二日でできた、穴の開いた包み紙を閉じる-ふたたび の関連作品だ。

◎写真上段は、「穴の開いた... 」と同じ用紙を使ったパズルである。
問題1:この用紙で、裏を出した正四面体をつくりなさい。(写真左)
問題2:この用紙で、一面だけ紙の裏を出した正四面体をつくりなさい。(写真右)
問題2.1:同じ外見の異なる折り目のものをつくりなさい。

◎写真中段は、「穴の開いた...」より前にできた、正三角形用紙をつかったモデルである。そもそも、これらの作品は、次のような過程で生まれた。
・飾ってあった川村みゆきさんの「チェッカーランタン」が目にはいり、用紙を正三角形化することで、正八面体か切頂四面体のユニット作品ができるのではないか、と思いついた。
・エレガントなユニットはできなかったが、正三角形用紙はあまり手をつけたことがなかったため新鮮で、素直に折るだけでいくつかきれいなかたちを得た。写真の「無限正三角形畳紙」と「正八面体」がその例だ。すでに誰かがやっていそうだが、正三角形用紙自体が珍しいので先例はないかもしれない。

◎これらを発展させて、折り紙らしくした作品が写真下段である。命名、「オクト薔薇」と「テトラ薔薇」。ここで「折り紙らしく」というのは、正方形用紙にしたことを意味している。それぞれ8枚、4枚組で、1モジュールの構造は、「穴の開いた... 」の穴を閉じたかたちに似た、特殊な六角形を正方形に内接させたものだ。組みかたの非対称性がすこし気に入らない。

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