『数学文化』第16号 (日本数学協会)に載った、『芳賀折りと西山の定理の出会い』(五輪教一)を、五輪さんから送っていただいた。参考文献に、わたしが以前『季刊をる』に書いた『弘化二年のオリガミクス』というエッセイが挙げられているのだが、わたし自身、昨夏、その内容の一部を発展させて、『和算の問題から得られた折り紙の命題』(
『折り紙の科学』創刊号)という論文を書いたばかりだった。両者の内容の一部が重なっていて、おおっとなった。わたしのものは
「西山の定理」とは関連させていないのだが、このニアミスはびっくりだった。
じつは「西山の定理」についても、その折り紙的な発展について、昨年7月、シンガポールで、川村みゆきさんの、その名も「偽両面折り紙」という作品から、川村さん、神谷哲史さん、中井努さんとの間で話題になり、もうすこしつっこんだ考察をして、連名でまとめたいね、みたいな話があったのだが、それきりになっていた。
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