メランコリアの多面体2011/03/01 00:09

メランコリアの多面体
 27日につくった切頂四面体を見ていて、アルブレヒト・デューラーの版画『メランコリア I』(図左上)の八面体(図左下)を思い出した。菱形の鋭角の頂点を切り取った五角形六面と、正三角形二面からなる八面体である。
 この立体は、以前折り紙でつくったこともあるが、今ひとつエレガントにはできなかった。今回、変則用紙による表裏同等折りに案外向いたテーマではないか、と思いなしたのである。
 もとになる菱形の比率は、画家・榎本和子さんの説に則って72度108度とした。以前つくった表裏同等立方体「ヘキサキューブ」と同じ構造になっている。