国道数秘術(!?)2010/01/28 21:29

国道数秘術(!?)
 何年か前、「ルート2の話」という講演のネタのため、国道2号の起点の写真を撮った。平方根のルートはrootで、国道のルートはrouteだが、発音が同じだから、まあいいかなと。

 わたしの生活圏で最も身近な国道は、ルート20・甲州街道(東京ー塩尻)とルート141・佐久甲州街道(韮崎ー上田)である。141が√2=1.41..につながるのは、ちょっとうれしいけれど、ルート1.41では、ルート2のルートで2の4乗根になってしまう。悩ましい 。…って、そんなことに悩んでいる奴ぁ、そうはいないだろうと思いつつ、悩みはほかにもある。

 国道の番号で、かねてより残念に思っているのは、甲州街道(ルート20)がルート5でないことである。ルート5といえば、富士山麓(2.236..)なのに、国道5号は函館ー札幌間の国道なのである。蝦夷富士こと羊蹄山の山麓は通るけれど、やっぱり、本家の富士にしてほしかった。せめてもの慰め(?)は、√20が2√5であることだ。

 なんてことを考えつつ、さっきから、√Nが整数になる国道をリストアップするという、無意味なことをしているわたしである。じっさい、我に返ると、無意味も極まっているのだが、面白い偶然に気がついた。

 ルート49が「いわきー新潟間」で、ルート289が「新潟ーいわき間」となっているということである。ちなみに、√49=7で、√289=17である。国道は、必ず起点と終点が定義されているが、ルート49とルート289はそれをひっくりかえしたものになっているのだ。

 ルート49は「二桁国道」なので立派な道なのだろう。いっぽう、ルート289は、そのルート49と平行に、それよりやや南を通る道で、八十里越えという峠で点線国道(車両通行不能)になっている。しかし、この二本の道は双子といってよい。あるいは、ふたつでループになっているといってよい。ループになっている国道といえば、横浜を起点かつ終点にする、首都圏環状線・ルート16があるが、この16も平方数である。(環状と言っても、じっさいは東京湾(富津と観音崎)で切れている)

 そして、さらに驚くべき事実! 49と289を開いた数字である、7と17を番号に持つ国道も、新潟を起点または終点とする道なのであった。ルート7が新潟ー青森で、ルート17が東京ー新潟である。意味ありげだ(地図参照)。こうした偶然(だよねえ)が人間関係においてあると、「運命だ」などと思ってしまうのだろう。まあ、ひとの一生は、判定条件のはっきりしない決断の連続なので、そうしたことを決断のバネにするのは必ずしも悪くもない、と妙にわかったようなことも言ってみたくなるのであった。

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