アイコンとしての折り紙飛行機2009/04/18 02:34

折り紙飛行機
 折り紙飛行機がいつ頃からあり、どこで生まれたのかのをすこし調べたのだが、ほとんど不明だった。常識的に考えて、飛行機の発明後、つまり20世紀以降と思われる。

 折り紙飛行機の歴史は、薮の中、というか雲の中だが、それがアイコンとして定着しているのは面白い。最もよくある象徴性は、「Air Mail」だ。わたしの持っている、「Air Mail」用のスタンプにも折り紙飛行機が描かれている。というか、そういうものを選んで買ったのだが、折り紙作品として、そのような象徴記号として使われるモデルは、ほかに、折鶴、パハリータ(小鳥)、兜ぐらいではないだろうか、と思う。

 Macのメールソフトウェアでは、送信済みのアイコンが折り紙飛行機で、下書きは、折りかけの飛行機だ。

 フランスでは、郵便ポスト(黄色い!)にも、それらしきものが描かれていたし、ずばりそれをデザインに配した、情報・物流関係会社ポスターもあった。写真は、「おおこれはよいアングルだ」と、それを同時に撮ったもの。そしてなにより、フランスから来た手紙のスタンプにもそれが描かれていた。

 ほかに、折り紙飛行機には、「ある種の自由」といった象徴性もある。奈良教育大のポスターなどがそれだ。