二例目の「逆柵」2009/01/26 22:44

「逆柵」など
 全国で一例しか発見されていなかった「逆柵」だが、それが相次いで発見され、ガードパイプ研究家(約1名)の関心を呼んでいる。写真上は、国道141号線沿いの、山梨県北杜市高根町箕輪の物件である。ただしこれは、国道のガードパイプというよりも、路肩からかなり奥まった場所に、土地の境界として、ほぼこの写真の範囲だけに存在しているという特殊な例である。また、これは、ガードパイプ研究家M氏のいうところの、「横二本川複合・上」となっている。
 この他に、映像記録がないが、国道52号線南アルプス市付近で、「多重パラボラタイプ」(写真下:これは正しい向きの「多重パラボラ・横二本川複合・上」および、「多重パラボラ・横二本川複合・下」である)の逆柵が複数確認され、「逆柵」の例は思いのほか多いのではないか、との説が有力となっている。

 なお、前回の記事を読みなおしたところ、国道のガードパイプが全国的に目玉タイプであるという誤解を与えかねないところもあったが、「目玉タイプ=国道」の法則が(ほぼ)一般化可能であるという説は、東京都内という条件を持つことを、念のために付記しておく。