金色の小さき鳥2008/11/29 21:13

金色の小さき鳥
 街道のイチョウが色づき、風にまかせるままに舞っているが、よく見ると、イチョウの葉は、けっこう変異が大きい。最も記号的なかたちは、中心角が約120度で、切れ込みがひとつというもの(写真左上)だと思うが、写真中上のように、切れ込みがないものもよく見られる。東京都のシンボルマークがこのパターンだ。ただし、都の木はイチョウだが、このマークは「T」の字ということで、イチョウの葉であるとは明言されていない。紋様の青海波から繰り返しパターンを抜き出したかたちとも言える。
 一方、写真右上にように、切れ込みが多数のものもあり、東京大学のマークはこれに近い。東京大学のマーク(旧版)は、より写実的なため、よりこれに近い。
 扇形の中心角もさまざまで、写真下のように、180度やそれを超えるものがある。写真下中のものが、一番「鳥のかたち」らしいと言えるだろうか。
金色の ちひさき鳥のかたちして いてふちるなり 夕日の丘に (与謝野晶子)

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