折紙探偵団コンベンション2008/08/18 12:53

√2キリン
 15日から17日、日本折紙学会主催の折紙探偵団コンベンションで、睡眠不足の日々を過ごしていた。無事終了。
 まずは、初日講演、京都大学・横小路泰義さんの「ロボットの折る折り紙」。機械工学の「美学」は、いかに少ない部品・処理で目標に達するかというミニマリズムにあることなど、いわれてみればなるほどと、示唆をうけた。講演の中で紹介されていた書籍『親指はなぜ太いのか』(島泰三著)も読んでみよう。

 個人的には、講義「千羽鶴折形の幾何学」と講習「√2キリン」(写真)、「立方升」を担当した。「千羽鶴折形の幾何学」は、漠然とあたためていたことをこの機会にまとめようと思ったのだが、ほとんど一夜漬け仕事になり、「千羽鶴折形の幾何学 序説」になったが、今後のきっかけにもなった。
 海外招待ゲストのヘルマン・ファン・グーベルゲンさん(ベルギー)、シッポ・マボナさん(スイス)は、動きや鏡を使うアイデアと、リアリズム、その対照的な作風が、折り紙の幅広さを見せてくれた。