第4回折り紙の科学・数学・教育研究集会2008/06/25 12:08

第4回折り紙の科学・数学・教育研究集会
 日曜日、第4回折り紙の科学・数学・教育 研究集会で、世話人をつとめた。今回も充実した内容で、川崎敏和さんが中心になって、折り紙の研究に関する投稿論文集の企画も動きだした。
 発表のひとつ・上原隆平さんの「複数の箱を作ることのできる展開図の研究」を紹介しておきたい。複数と言っても、現在見つかっているのは、2種類の箱が可能な展開図である。なお、これは、折り目が格子に沿っており、かつ立体は凸多面体であるという条件による。斜めの(自由な)折り目を許すと、3つ以上のものもある。ただ、それを計算機にのせて数え上げるのがたいへんなのは、想像に難くない。また、直感的には、格子に沿った折り目でも、凸多面体の箱(つまり直方体)という条件を外すと、3つ以上のかたちが可能であるような気もする。