平凡な毎日2008/05/16 12:45

 TVに映るビルマ(ミャンマー)や中国の災害を見ていて、自らの平穏な日常がなにか不思議なことのように思える、という感覚を持った。この1週間が小さなイベント続きで、昨日になってちょっと落ち着いたということで、「日常」ということを意識したのかもしれない。先週末から、折り紙のことでインタビューを受け、フランスで知り合った友人と目黒の雅叙園を見学し、告別式で伏見先生にお別れをした。そして、いくつか会議に出て、書類をまとめ、プログラムの動作試験をし、読書をし、折り紙を折り、TVで阪神タイガースを応援した。すこしばかりの非日常と変わらぬ日常があざなわれた日々。そうした毎日には、そもそも物語のような構造はなく、伏線などはない。過ぎ行く日々のなにがしを自分に刻みつけるだけである。
 昨日は、久しぶりに晴れたのが、気持ちよかった。赤ちゃんが日暮れ時に泣く「たそがれ泣き」や、日照時間が短くなると発症する「冬季性鬱病」のように、ひとの気持ちは大きく天候に左右される。週の前半もとくに沈んでいたということはないのだが、昨日は、仕事はあまりはどらなかったけれど、昼寝から目覚めた猫のように大きく伸びをした日だった。

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