ヒノキの実と葉2007/10/30 00:34

 秋も深まり、ヒノキに直径1cmぐらいの球果ができている。この実は多面体構造だ。六角形が2面、五角形が4面、四角形が4面の十面体と見るのが一番近い。亀の甲羅のようにも見える。
 はじけて開いたものも面白い。写真右がそれで、これは以前拾ったものである。
 ヒノキの葉も幾何学だ。維管束植物(≒茎のある植物)は二又に分岐するY字型の構造が基本だという「テローム説」なる説がある。フラクタルという概念が一般化する以前に、教養課程の生物の講義でこれを聞いて、好奇心をそそられた記憶がある。ヒノキの葉は、今回初めてつくづくと見たが、このテロームそのものに見える。よく見ると、緑の葉の上に白いYの字のようなものが「描かれて」おり、そのモジュールの組み合わせになっているのだ。

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