岡山県北部のシャチホコ2007/07/23 23:52

 出雲に向かう列車(サンライズ出雲)の車窓において、岡山・鳥取県境付近で、民家の屋根にシャチホコが多いことに気がついた。いくつかの仮説をたて、検証した。

仮説1:民家のシャチホコは、備中(岡山県西部)の民俗であり、伯耆(鳥取県西部)にはいると減少するのではないか。
観察結果1:鳥取県にはいってもかなりの数が見られたが、減少の傾向は明らかで、安来市など島根県にはいると、ほとんど見られなくなった。ただし、松江市では若干数が観察できた。

本日、帰京のさいにも似た路線(特急出雲+新幹線)を使ったので、観察を行なった。

仮説2:民家のシャチホコは、備中(岡山県西部)の民俗であり、備中内では一定数の観察ができるはずである。
観察結果2:備中高梁駅を過ぎたあたりから、観察件数が極端に少なくなり、倉敷、岡山にはいると、ごく稀にしか観察できなくなり、仮設は崩れた。

とりあえずの結論:民家のシャチホコは、新見を中心とする、ごく狭い範囲の民俗である。
研究者のご教示を願う。(なんの研究者?)